図画工作・美術なんでも展覧会2009 美術教育イノベーション 『アートの力』∞『学校の力』

展覧会報告 21.3.29−3

滋賀県立膳所高等学校の山崎先生の実践です。

 

 

作者である山崎先生のことば
(北海道の中学教師山崎先生のブログ「美術と自然と教育と」より)

なんても展へ提示させていただいた内容は本校で行っております校外の美術館や芸術家、
ボランティアさんと連携した授業「連携授業」について(上3枚がその様子や陶器作品です)のほか、
年間の授業の流れの中から一例として、与謝蕪村の作品『銀地山水図屏風』の鑑賞を起点にして
生徒自身の理想郷や最も大切にしたい時間や空間『理想郷』を蕪村と同じように銀箔の上に墨で描き自分で
考えた言葉を添える『桃源郷を描く』という課題(教室の机の絵 の作品もそうです)や、
美術Ⅰの最後のまとめとして書いてもらう『ESSAY』などでした。

 

 

 

 

 

本校の授業は言葉による裏打ち、言葉と絵の関わりや特徴、などもテーマにしています。
言葉では拾いきれない世界と同時に、言葉によってさらに広がる世界もあるかと思います。
ちょっと違う意味の言葉を絵に添えると、その絵と言葉のかかわりが響き合うこともあります。

「ESSAY」は字数行数自由の散文です。イラストもOK。
いろいろな文から生徒たちの想いを読み、自分では言いきれなかったことも書かれていて、
逆にこちらが勉強になりました。