平成9年度年度終了時授業感想(美術選択全1年生)

 

なお
私たちは普通受け身であることが多いと思う。例えば公式でも自分で証明できなくても、それを暗記したら楽。与えられたものを機会のように吸収していければOKの時代。美術のように1つのものを深く追求していくという経験はとても貴重なものであったと思います。

 

あゆ
保育園のお絵かきからはじまり、小、中、高校。たぶん最後になるであろう美術の時間を黒木先生のもとでできてよかったです。私のような芸術性のない生徒を見捨てず教えて下さってありがとうございました。でもこれは本当の「ありがとう」ではないと思う。私は芸術方面への進学は特に考えていませんが、そういう専門的な分野じゃなくても、先生のもとで得た美術が生かされるときがあると思います。「美術をやっててよかった」と思えた日こそ先生への本当の「ありがとう」だと思います。そう言える日が来ますように。乞うご期待。

 

たぐ
僕は初めの音楽と美術の選択で、音楽よりは美術の方がましだという考え方で選びました。僕は美術を特に好きでもなく得意というわけでもありませんでした。でも黒木先生の教科書の内容に従わない、自分流の授業を受けて好きに、おもしろくなってきました。でもそう感じたらすぐに授業が終わってしまいました。でも、1年かけて美術が好きになれてよかったです。“一年間ありがとうございました”

 

あい
私は先生に今だから言えることがあります。入学したときに書いた芸術の選択用紙の選択理由のところに、「美術が好きだから」とか、「美術に興味があるから」という意味のことを書きました。そういう気持ちが全くなかった、というわけではないけれど、半分はウソです。音楽と美術・・・んーーー、どちらも嫌だ。でも音楽だと合唱とかあって面倒だし、中学校のときみたいにリコーダーのテストとかあって、また家で特訓しなくちゃいけないかもしれない。それよりなら美術にしておいた方が安全だ。その程度の気持ちでした。

 

いと
高校の美術=デッサン、油絵、というイメージを持って授業に臨んだのですが、全く大違い!!自分は普通の美術がしたいのに、普通の美術で十分なのに、いつも美術のテーマを批判的な、反抗的な目で見ていました。だから、美術の時間を数学や英語で使った頭の息抜きの時間にしたり、周りの友達とのtalkingtimeにしたりすることもしばしば。この場をかりて謝ります。ごめんなさい。

 

まこ
この前の美術の時間、先生がいつも「どの先生もやったことのない美術の授業がしたい」といっていた理由が少しだけどわかった気がしました。この1年間やったことを振り返ってみると、その答えが見出せそうな気がします。入学したときにやった自己紹介店。客観的に見ることって意外に難しかった。けれど知らなかった自分を見つけることができた。CM作りや広告作り。限られた中でどうやって自分を表現したらいいか。新しい表現方法を知った。デザイン選手権に参加したこともあった。30万逃してしまったので、そんないい思い出ではないような気がするけど、私にとってはけっこう印象深い授業。約一週間テーマについて考えまくった。Aという部分が改善されるとBという矛盾が生じ、B を直すとCという矛盾が生じ、という矛盾との対決の日々でした。

 

はる
自分なりにいろいろ考えてみましたが、特に最後の方は混乱してきてまとめるのに苦労しました。製作している内に美術の最後の2週間は「コンセプチュアル・アート」にかなりかかっていた気もしますが、気のせいでもけっこうヒントになりました。難しかったけど完全燃焼しました。一年間ありがとうございました。

 

まつ
今までやったことのないようなことが色々できてたのしかった。でも絵の具を使って絵を描くという基本的なことも学びたかった。

 

けい
今までの美術、芸術は絵を描くことなどと思っていた。けど授業ではまったく考えてもいなかったことの連続で毎回驚くことばかりで楽しかったです。

 

まこ
感謝の気持ちを文字の大きさですっかりKUROKI'SWORLDにはまってしまいました。たった1年で終わってしまうのがとても残念です。先生からは美術は何たるかを教わりました。私はまだレベル1だけれど、レベル3、4、5、、、となれるよう頑張りたいと思います。授業のほうは一年間ありがとうございました。部活のほうはこれからも熱い応援よろしくお願いいたします。 *野球部の生徒。私が応援団の顧問。

 

かず
一年間授業をうけて感じたことがある。そこで最終課題!今までの授業は芸術だったのか被告黒木健「だれもやったことのない授業」というテーマの被告は、従来の芸術を更新したすごい美術教師である。よって無罪である。CMや広告をつくったりする授業は楽しかった。やっぱり1年間美術を選択してよかった。人生の中の「美術」はまだ始まったばかり。これから様々なものに触れ、自分の「美」を見つけたいと思う。1年間ありがとうございました。

 

たつ
高校での美術の授業はどういうものだったろうか。それはとても深く、美術というものを考えさせられた。まず、美術のジャンルの多様さに驚かされたものだった。中には「こんなのも美術なのか?」と考えさせるものもあった。将来に関わる教訓的なこともいろいろ教わり、初めて美術の授業というものを受けた気がして、とてもうれしいです。特に熱中したことといえば「ユーもしゃ」である。何ごとも土台がうまくいけば熱中できるのですね。下書きにも力を入れてがんばりましたが、色ぬりの苦手な僕にとってうまくできたということがなにより一番うれしかった。教室が狭くて、大きなことはできなかったけれど、授業の内容はとても濃いものでたいへんよかった。最後に、僕もあの「なま玉子」(副教材テキスト掲載の上田薫氏「なま玉子B」)の絵がとても好きです。あのようなリアルな絵を見てしまうと描きたくなるような気持ち分かります。挑戦してみたいものです・・・・・。とにかくいろいろ勉強となりました。どうもありがとうございました。

 

とも
今までにないユニークな授業だったと思います。どうするべきか悩むこともありましたが、とても楽しかったです。

 

さと
先生の授業を受けて、最初は高校の美術のイメージが一瞬にくずれてしまうもので、「こんなんでいいのか!」と思っていた。けど、いつしか先生の変わりように慣れてしまったのか、先生の言っていることを当たり前のように聞いていた。でも最終課題にはまいりました。南中に行ってN先生を訪ねましたが、「だれこんな課題の!」と言い、黒木先生だと教えると「黒木く〜ん」と困っていました。先生は変わり者ということで有名なのですか?横手高校の美術の時間は、他の学校では味わうことのできない、楽しさや苦悩のつまっているすばらしい時間だったと思う。不便さではNo1だと思いますが、そこが魅力になると思います。

 

さと
Mr. 黒木について成績を下げられてしまうかもしれないけど「正直に」と先生が言ったから・・・・はっきり言って、バカもアホも通りこしてパーの世界に一人行ってしまっている。そんな先生の授業は未知なるめくるめく世界だった。この先生と結婚する女の人もめくるめく世界の人なのかなあ かな こういう美術(自己紹介店のように自分は字しか書かないなど)もあるものだなあと思った。スケッチブックの変わった紙をいつ使うのか楽しみにしていたのに使えなくて残念だった。上手に絵を描く、物を作る方法を学べなくて残念だった。「美術」という範囲(地域)があるとしたら、その範囲のぎりぎりはじっこや、いろいろな所に行ってみれたと思う。自分の作品を人に見せるのはすごく嫌だった。でも人のを見るのはすごくおもしろかったので、みんなの作品をコピーして配布してくれてよかった。美術のテストで(別掲載)となっているのはとてもおしゃれでかっこよかっこよいと思った。私は中学校のとき吹奏楽部だったので「大曲吹奏楽団の黒木先生」は中学校のときから知っていたのですが、美術の先生だとは知りませんでした。音楽も美術もできて、先生は“芸術人間”だと思います。クラス配布の連絡用紙にも自分の顔をいろいろ載せていたのもおもしろかった。美術はもっと自由でいいことを学んだ。

 

れい
美術とは、はば広いものだと分かりました。私は美術というものを、美しいものであったり、有名な作品であったり、・・・・そんなものだと思っていました。しかし。美術には私たちの生活の場にすごく密着しているように感じています。感じるようになったのは、黒木先生がいろいろな方面から授業をして、私たちにいろいろ問いかけてくれたからかなあと思っています。美術とは、まだまだはっきりわからないけれど、秘めたる世界でとてもおもしろいです。応用だらけでどうにでもなりそうです。この1年でいろいろな事ができてとても充実した授業でした。これからもあの美術室(かわるかもしれない)でがんばって下さい。

 

しげ
私はあなた(黒木様)の想造力に脱帽いたしました。よって、そのこの上ない想造力をたたえ表彰致します。*想造力は造語さと僕は今まで美術とはきれいに物をかく事であって、発想が大切だという先生がいなかったので衝撃的でした。しかし黒木先生の言いたいことはなんとなく分かったつもりです。一年間ありがとうございました。

 

たも
黒木先生、本当にお疲れさまでした。美術室に初めて入った時、とても不安でした。この教室で一体何ができるのだろう。教室は狭い、水が使えないから絵の具が使えない。最初、本当の気持ち、「・・・・やだな」と思っていました。が、次第に「やはり美術はおもしろい」と思うようになり、やる気になれば何だって美術室でやれるような気になってきました。要は、やる気と時間、そしてアイディアだったのです。それを高校の美術で学びました。でもそれを引き出して下さったのは、黒木先生、あなた様でございます。多種多様な授業を考えるのには、さぞ苦労なさったことと思われます。また、これからも苦労することでしょうが、どうか、今のスタイルをつらぬき通して下さい。本当に一年間ありがとうございました。

 

とみ
この1年の感想として一言でいえば、「変な授業だった」であると思う。けっして悪い意味の「変」ではなく良い意味の「変」である。つまり今までの芸術、美術といわれる類の授業は、美術が不得意な私にとっては苦痛だった。しかし今年度うけた授業は苦痛ではなく、一種の息抜きだった。数少ないリラックスできるものだったと思う。もうこの授業はうけられないので、後輩にもこのFeelingを味わってもうらいたいので、変えずに続けてもらいたい。一年間本当に「変な授業」ありがとうございました。

 

みや
「ローマは一日にしてならず」ということを面倒くさがりの私に嫌と言うほど聞かされた、あまり好感の持てない授業のように思えたふりをして、実はそれが良かったです。来年からも、もっともっと生徒からブーイングのくるような授業内容を考えて実施して下さい。肉体的にも精神的にも未熟な私を養ってくださり、本当にありがとうございました。

 

なお
一年間ありがとうございました。最後の授業は感動しました。この文をかいている時、思わず涙ぐみました。なぜか本当にわかりません。ただ、ショーウインドウの話、手相をみてもらっている→実は結婚する夫婦の絵の話、プリントの「けずる」「守る」「こわさない」という言葉がとても印象的でした。絵を描けないで不満に思っていましたが(絵が好きなので)、「絵はいつでも描ける、でもあんな授業は二度とできなかった」と今、思います。美術を選択してよかったです。

 

まゆ
私は小さいころから、目で遊ぶのが好きです。瞳に光を当てて瞳孔を動かしたり、夜、電気を消して暗順応に驚いたり、物体の手前に焦点を合わせたり、目を閉じて太陽の方を向き、何色が見えるか考えたり、、、、、。あと、心眼?この間の授業でこの言葉を知ってとてもうれしかったです。ずっと「目を閉じたときに、目自身で見えるこれは一体何だ?」と、思っていました。デジタルだったり、白黒だったりと、かなり楽しいです。小さいころ、私はよく椅子に座ると、前屈みになって目を閉じて見ていたので、親に「目が悪くなるからやめなさい。」を心配されては、どこかへ行ってまたやっていたようです。この見えるものは動くので、正確に映像化できたらすごいと思います。それから、目ではなく、脳で見ている夢にもかなり興味がありあます。2才か3才のころの夢で、私と母が寝ていると、すごい顔をした巫女さんが宙に浮いて、恐ろしくて、母を起こすと、「きっと夢よ。」と言われたというのがあります。でも、巫女さんなんて知らなかったと思います。赤いはかまと白いきものであとで巫女さんだと思いました。私は目で遊ぶというより、見る、観る、視るが好きなのかもしれません。全然感想じゃないですね。でも、1つだけ言えるのは、いや2つ、2年になっても3年になっても、美術の授業やりたい、ということと、黒木先生は私の中では、すごい化学反応のようなものを起こしたということです。

 

るり
1年間ありがとうございました。初めてやる授業ばかりで、とても楽しかったです。美術の楽しさが初めてわかったような気がします。2年生で美術の授業がないことがすごく残念です。

 

てつ
高校美術、一番部屋せまかったけど、一番充実していました。中学のときはどうしても美術美術しているというか、ベーシックな絵や工作からあまりはなれなかったから。この1年間の授業は、アイディアを考える喜びを再認識させてくれました。楽しかったです。やっぱ将来はアイディアを形にするような職につきたいです。広告屋とか。あーなんで一年間しかないのかなー。まあとにかく一年間アリガトウゴザイマシタです。絵とかにたずさわるなら美大でなきゃだめなんでしょうか。教育の美術とかじゃダメなんでしょうか。美大は金かかってなー。

 

こま
僕は入学前、きっと水彩画やそれまでやったことのなかった油彩画なんかをやるんだろうなあ、という考えを持って美術を選択したのだが、それはみごとに打ち砕かれてしまった。でもそのおかげ(!?)で改めて、絵の具なんか使わなくても絵を描くことやものを作ることを楽しむことができるのだということを実感できたと思う。また鑑賞する際の注意なども、とても勉強になったし、広告やCM作りなどもとても楽しかった。今年の授業はもう終わってしまったけれど、今までやってきたことが来年度、そしてこれからずっといかしていけるようにしたいと思う。

 

なお
心のかわら板今週は「私に美術のうんぬんを教えてくれたバスキアと黒木健氏へ・・・・・共通点は何をしでかすかわからないところ」・疑問1過去にアンドリュー・ワイエスと黒木氏の間で何があったのか?・疑問2何故、羽生ネタを多様しないのか?・疑問3黒木氏のレベルはなんなのか?・疑問4クロキ氏はBMAに反対派なのか?また他の生徒の反応は?・疑問5寝る前、必ず毎日やることは何か?・疑問6現在の美術室を愛しているか?答えられる範囲でいいんで、現在担任の未婚のK先生を通じて、ぜひ回答を送ってください。すんばらしい授業構成でした。思い出に残る授業よありがとう。甲殻類フェチらしいので、住所がわかったら贈り物としてカニ、エビ等を送らせて頂きます。下ネタ全般任せて頂き、とても女子の反応を楽しめました。次期VIP席に座る者へ一言言ってやってください。「ヌードとエロ本の境界線はない。」と。マジの話・・・・・実は絵を描いたり、物を作ったりするのが苦手で、一時選択を迷ったんですが、実際のところ、選んでよかったです。何もかも初めてで、とても楽しめました。黒木ぶしも最高だった。

 

とみ
教室はせまかったけどその分を先生の個性的な性格で十二分にカバーしていたと思う。すごく充実していた。人生最後の美術(たぶん)をすばらしい形で終われてよかった。本当にありがとうございました。レベル4の黒木先生、これからもがんばってください。

 

ほり
高校に入って初めて「美術」っていうのを実感しました。というのは今まで美術はつまらないことばかりでしたが、先生の授業は、毎回題材が変わって楽しかったです。さらに授業をしていくと横手高校の美術の授業はとても変わっているとのことで、全国的にも有名なんで、そういう有名なことをしている先生の授業が受けられて、たいへん感激しました。これからもこの調子で続けてください。

 

ゆき
初めて見たとき、変わった先生だなあって思ったけど、やっぱり先生は変わっていました。I先生ほどではないにしても。先生が出す課題もやっぱり変わっていたけど、やっててすごくおもしろかったです。あんなにおもしろいテストを受けたのは初めてでした。すごく難しくて、悩んだことも含めて。だって上手くいくことばかりじゃ飽きてしまいます。ある先輩が、「生徒に芸術品を造る才能があるのではなくて、黒木先生にそれを芸術として見る目があるだけのことだ」と言っていたけど、それが理解できました。美術品を今までより広い見方で見ることができるようになったし、立派な環境や道具がなくても美術ができるということもわかりました。でもひとつだけ。先生がルノアールを最低だといったことがあって、それがすごくショック!でした。私はルノアールがいちばん好きなので。絵というのは人の好きずきだから、先生が誰をどう思おうと私のは関係ないけど、それを口に出すのはどうかと思います。これから見る人が先入観を持ってしまうし、私みたいなのもいるでしょ。私はルノアールも好きならダリにも興味がある、というずいぶん節操のない鑑賞者ですけれど、これからもずっと、どういう形であろうとも鑑賞を続けると思います。やっぱり、誰に何を教えてもらってももらわなくても好きだから。でも、繰り返しになるけど、その方法の幅が広がったことには本当に感謝しています。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

 

なお
私達が今作っている作品は、世界で初めてのものなのだという楽しみと共に、知識もいろいろ得ることができてよかったです。とても楽しい授業を1年間することができてよかったです。さやあっという間の1年間だったが、沢山のことを新しく自分に吸収することができたと思う。美術の色々な分野に触れることができてよかったと思う。最後にこのレポートを書くということで、『美術』というものが何であるかを自分の中で明確にすることができて、1年の総まとめとしてテスト勉強がいそがしい中でもやったかいがあったと思った。来年また美術を受けられないのが残念でしょうがないが、1年間で学んだことを少しでも、これから生きていく中で生かして自分の中の美術を持っていきたいと思う。

 

たつ
かわった授業ばかりで楽しかった。実物大デッサンをやってみたかった。とお僕は高校で黒木先生の授業を受けるまでは「芸術といったら絵や彫刻」という固定観念にとらわれていました。先生の授業で色々な話を聞き、作品制作の体験を通じて芸術を広い意味で解釈できるようになったと思います。1年間ありがとうございました。

 

たか
黒木先生の授業は、中学校の美術とは違い退屈しませんでした。美術を楽しく受けることができたのではないかと思います(←中学校と比べて)。けど提出期限まで作品を完成させることができなかったことを本当に反省しています。よう期日を守らなかったり、その他様々な事で迷惑かけたりしてすみませんでした。美術は全12教科の中で最も人間の原点を見ている授業だと思います。そんな授業をとても楽しく受けさせて頂き感謝しています。

 

よう
先生の授業は、常に「エッ、これも美術?」という疑問が常につきまといました。僕は今まで美術のほんの一部しか見ていなかったようです。そんな中、「あの人は美的センスがある。僕には才能がない。」などということ自体おかしいことだと思います。僕は1年間しか『黒木先生の美術』にしか触れられなかったので残念です。もし自分が文部大臣になったら、是非、すばらしい美術室を先生にプレゼントしたい。

 

たか
この1年間美術の時間はとても楽しかった。何と言っても、(その後は書かれておりません。力尽きたようです)

 

ゆみ
美術室が狭いことは事実。しかし、もし美術室が広かったら、普通の美術になってしまったような気がしないでもない。異常なほどの狭さ、中学校の時の人口密度に比べたら、約5倍。不便なのも事実だけれど、だからこそ、ちょっと変わった授業ができて楽しかった。でもやっぱり広い方がいい。

 

まき
「奇想天外」という言葉がぴったりな授業だったと思います。先生もとてもミステリアスで、次のことを生徒たちに予想させないところがとても危険な香りがしてすてきだったと思います。4定のときの問1ですが、(自分で作るやつです)あれはとても楽しかったので、新1年生にもぜひ作らせてください。私は数学をほったらかして熱中してしまったほどです。1年間の美術の授業で私が学んだもの・・・・なんて、はっきり言ってそんなの分かりません。ただ自分の個性を思いっきり発揮できたような気はします。先生のモットー(!?)である「誰もやったことのない、世界で初めての授業」は参加していてとても気分爽快なものでした。2年生になると、もう美術はないわけですが、何かおもしろいことをやるときはぜひ誘ってください。精神年齢は24歳のままでいてください。終わり。

 

きょう
1年間の授業の中で私が一番楽しかったのは、ひたすら波線を描いたことです。思えば私は小学生の頃、1ミリの方眼用紙に、コンパスの針を1ミリずつずらしながら円を描いたりして遊んでいました。すごく夢中でやっていてふと気がつくと、方眼紙が真っ黒になるほど円を描いていたこともありました。私は何も考えずに。ただひたすら手を動かす作業が好きなようです。私は道で花を見つけたとき、人生について考えたことなど一度もありません。「もうすぐはるだなあ(うきき)。」などと思っているLEVEL1の人間ですが、がんばってLEVEL3ぐらいになりたいです。でもLEVEL1の人間が感じるうきうきする気分もなかなか捨てがたいと思います,かな。黒木先生の授業は、今までやったことのないものばかりで、おどろきの連続ってな感じでした。「変わった人だなあ」と思いつつも楽しんで授業をうけることができました。これからもおもしろげな題材を見つけ出してください。

 

たけ
表のレポートにも書いたとおり、小、中とあまり個人の想像力や、自由というものが必要としない、されない授業をしてきたので、高校にきてこの芸術を習って正直いって驚きました。何もかも想像力を必要とし、なおかつ自由で、もっと小さいときからこんな授業をうけていたらきっとコンセプチュアル・アートも感覚だけでも理解とはいかなくても感じることができていたのではないかと思います。こんな美術の授業が広がればもっと芸術を楽しめて、真剣に取り組める子ども(高校生)が増えると思います。一年間ありがとうございました。

 

こう
黒木先生の授業を一年間受け、これまでの美術の授業に対する考えが一変しました。黒木先生の発想力豊かな授業方法、こんなちんけといえば悪いんだけどまさにちんけという言葉がぴったりの美術室での内容の濃い授業がなにより楽しかった。美術の作業をしていて楽しいということはこれまでなかった感覚だったのでとてもうれしかったです。他の人が見れば美術の授業に見えないようなこともあったけどそれはそれでまたよかったのではないかという思いです。一年しか授業をうけられないというのが残念でしかたありません。もう一つ残念だったのが、とてもやりたかった油絵ができなかったことです。中学で一度油絵をやり高校でもっとレベルの高い油絵がやりたかった・・・・・・・。まっそんなことで機会があったら先生の「楽しい」美術の授業をうけさせてくれたらうれしいなあ。ほんとに一年間迷惑かけました。

 

こま
先生のおかげで美術の新しい面を発見することができたと思います。今までにない発想の授業でとても新鮮でした。できれば2年になっても授業をしてもらいたかったです。これからは美術というものをもっと広い意味で理解できるような気がするし、また美術だけでなく他のこともいろいろ違った見方をして新しい発見をしていきたいと思います。1年間本当にありがとうございました。いろいろな意味で一生心に残る授業でした。

 

あき
部屋が狭かった。でも先生のアイディアによりなんとか無事に一年の授業を終わらせることができた。中学までの美術等に比べて楽しくできた?ので良かったと思う。今度は「黒木先生の授業は美術か」ということでディベートしてみては?美術ぢゃなかったのもあったかな・・・・・・・?こう私は今年一年、横手高校で美術ができたことをとても嬉しく思います。それはいろんな理由からですが、先生が盛んに言っていた様に、世界で初めての授業は、本当に初めてっぽいものもあればもともとあったものに一工夫した様なものまでいろいろありました。中でもユーもしゃは中学校のころ、だるいだるいと思っていた模写が、頭を使う楽しい美術に変わったのが驚きでした。これからも楽しく、そしてめずらしい美術を期待しています。楽しい作品ができたらよんでください。(PS机、その他もろもろ実は微妙に不便でした。美入野会のみなさんにもっと協力してくれるように願います。)

 

よう
今までやったことのない授業なのでビビリました。まず黒木先生の授業は、今までにない独創的な授業でとてもおもしろかったと思う。しかし、美術室の環境が貧しく、思ったように作業ができず、苦労した。今後はもっと美術をもっと作業しやすいように作りかえてもらい、先生の独創的な授業をすれば、すばらしい授業になると思う。あき教室が狭かったので限られたものしかできなかったので残念だが、いろいろやれて楽しかった。最後の授業で「絵は読むものだ」と言った時ビックリした。いままでの絵の見方を僕は間違っていたかと思った。また黒木先生が絵の説明をしている時の目はとても光っていたと思った。一年間ありがとうございました。

 

けん
1年前、芸術の選択を考えたとき、「音楽の授業は歌わなければならないだろう。それだったら私は絵を描くのが苦手だが美術にしよう。」というあまり意欲的でない考えで選択してしまった。入学してから授業を受けていくうちに「あれ、これが芸術の授業なのか」ということがたびたびあった。先生はしばしば「机は動くから絵は描けない。作品を作っても置く場所がない。教室が狭すぎる〜」とぼやいていた。しかし、それが絵の下手さNo.1と自負している(折り紙つきかもしれない)私にとってはとても感謝すべきことであった(私は悪い子です)。特に印象に残っているものにCM制作がある。覆面(横手市のゴミ袋)をかぶったSが敵アジトに潜入してウーロン茶を盗んでくるというわけのわからないものだった。幸いなことにみんなには好評だったが、映写会の後におもしろいアイディアが次から次にうかんできて、なぜこんなふうにできなかったのか、後悔の念にふけっていた時期もあった。一年生の一番思い出は、と聞かれたらおそらく「芸術のCM制作」と答えようと思う今日このごろである。結局、芸術にすぐれているというのは、ただ単に絵がうまいだけでないことがよくわかったというよりもむしろ、先生が常に私達生徒に知らせていたのではないかと思います。最後に、美術室が狭いとぼやいていた先生に物申す。あの美術室を悲観しないでくれ。少なくとも私は、秋田県立横手高等学校3階音楽室隣りにある教室で、世界で初めて行われる授業を受けることができて感動している。今年入学する新一年生にもあの興奮を教えてやってください。

 

のり
最初は何をやるのかとても楽しみだった。美術室の前に大きな額の絵などがあったので絵を描くのかなとか、彫刻をするのかなとかいろいろ思った。でも実際はもっと楽しいものをやった。アイディアを必要とするものが多かったように思える。今思うと、美術の時間は苦ではなかった!1時間目から美術の時はいつもより達成感があった。スケッチブックもフルに使えたと思う。授業の他に、いろいろなマナーも教えてもらってためになった。美術を選択して本当によかったと思う。

 

たか
中学校の勉強とは、まったく異なるわくにとらわれない授業だったが中にはつまらないものもあった。

 

まつ
実を言うと僕が美術を選択した理由はただ「音楽が嫌い!」であった。それで授業をやる前までは「オレは絵が下手だし、手先が不器用だし、いやだなあ」と思っていた。しかし黒木先生の授業は違った。絵が下手でもOK手先が不器用でもOKというような感じの授業だった。そのかわり、本当に想像力の必要な授業であった。すべてが最初の授業で「自分の作品はこうだ!」と決めることにかかっていた。人とはちょっと変わった考えをもっている僕にとってはとてもあっていた。僕が一番印象に残っているのは「5秒後の絵」だ。絵というものは瞬間をとらえているものだと思っていたが、2枚をかわねることによって何かその5秒間の絵の動きが想像でき、とてもおもしろく、1枚よりもその絵に関して理解できるようになった。また「全国高等学校デザイン選手権大会」、とても大変そうに見えたが、時間があったら僕も挑戦してみたかったような気がする。最後に、この1年間の美術の時間は今までの「美術はむずかしい、嫌い」という意識を変えるいい時間でした。ありがとうございました。加えて一言美術のレポート(第2,4定期試験の美術テスト対策勉強も含む)が、すべてのテスト勉強の中で、一番手間がかかり一番時間を要した。)

 

ゆみ
作品をみる目がかわった。ありがとうございました。

 

ふじ
明らかに今まで会った美術教師の中で新しいタイプの人だという印象をうけました。また、けっこう若そうなのに自分の考えを常に持っていて、積極的に生徒にその考えを言う人なんだなあとも思いました。(以上黒木先生についての感想)授業というと、これまた変わっていると思いました。自分が知らない美術の表現手段ばかりを授業でやりました。すべてが初めてな気がして、戸惑いました。今までの美術の授業は趣味感覚で楽に楽しくできたのに、高校での授業は自分の満足するような作品を作れなかったような気がします。これからはもっともっと視野を広げて柔軟な心を身につけたいです。満足するような作品を作れなかったといいましたが間違えました。最終課題であるボロフスキー作「カウンティング」は美術作品か否かについてのレポートはかなり充実感でいっぱいです。これからも「世界で初めて」の美術の授業を目指して頑張ってください。

 

M.A
黒木先生は今までで美術を習ってきた中で一番個性的な先生でした。「普通じゃない授業」をしてくれたのでとても楽しくできました。

 

S.A
黒木先生はとても個性的な先生で授業内容などはとてもたのしい企画ばかりでした。人生の中の美術の授業の最後の先生としては最適な先生だったと思います。

 

N.N
正直言えば少しがっくりした。ノーマルな美術、例えば写生、彫刻などを多く取り入れてほしかった。先生のオリジナルな授業は、学期に1つずつあるくらいで良いと思う。

 

U.A
こんなに楽しくおもしろい(先生のギャグはすべるけど)美術の授業は今までではじめてです。環境の悪い横手高校だからできた美術だったと思います。ぼくとしては、こういう授業のほうがよかったです。これで人生の美術の授業は終わりかと思うとさびしいけれど、美術館にデートした時ちょっといばれるぐらいの知識はほしいなあと思います。1年間ありがとうございました。

 

K.A
小、中でやったこととは全然ちがった授業だったので毎回楽しみだった。

 

T.S
私達のとる行動はしばしば「最近の若いモンは・・・」という言葉でかたづけられがちである。しかし「若者の頭をまたぐな」という諺もあるように、その「若いモン」の感性こそ必要ではないか、と私は考える。世の中に抑圧されて生きて、感性の芽をつみとられて、その結果が現在の青少年の非行ではないだろうか。しかし、そんな時、黒木先生の美術の授業では「世界初かもしれない」という斬新さもあり、私達の思いを曲げることなく一筋の光のようにまっすぐと発揮できたのである。つまり、この乾ききった砂漠のような学校生活、社会生活に潤いをあたえてくれる、黒木先生の美術の授業とはそのようなものであったと私は確信している。一年間本当にありがとうございました。

 

H.S
まず高校の芸術で驚かされたのは中学の内容と全く違い、描いて色をぬるという作業がなかったということだ。最初にやった「自分の店」をつくる作業は本当に困った。普段多くの事に接しているわりにはその時本当に自分が大切な物など少し考えなければ浮かばなかった。その点でこういう風に(別図)自分の思ったことを思ったままに書いていくのはすらすら書けたような気がする。(但し、最初の10分、20分は2、3個しか考えつかず苦労したが)次に大変だったと思ったのは模写だった。私は絵を描くことが好きなのでこれは簡単だと思って期待したが見事に裏切られた。とても難しかった。模写の対象となった作品を3つも変えたくらいだったから。ともあれ色ぬりはあまり上手にできなかったにせよ、頭の中で浮かんだことをそのまま描けたと思う。あと本当に後半にやったスライム作りは楽しかった。高校に入ってから汚れたことがほとんどないので貴重な体験だった。あと新聞から文字を切り抜いてはっておもしろい文をつくる作業や、だまし絵などは頭のよい体操となって黒板に向かってばかりの自分たちにはよい眠気覚ましとなった。もう授業で芸術をやらないとなると残念な気もする。決して勉強しやすい環境とはいえなかったが、今年一年の成果は将来役立つだろうと思う。楽しい一年だった。

 

N.T
今年一年の美術は、中学のころとはぜんぜん違ったもので、今までやったことのないようなところが楽しかった。授業も最後の方になって先生の作品を見たときは、やはりこの先生はすごい人なんだと思った。奥が深い先生だと思った。美術を選んでよかった。一年間どうもありがとうございました。

 

H.T
一年間授業をうけさせてもらってありがとうございました。特にCMが楽しかったです。小学校から習ってきた美術がこれで最後だと思うとちょっとさびしいです。

 

T.F
うちの中学校は3年生あたりから音楽と美術が選択になっていたのでその時美術をとっていた僕は高校に入学する時、とりあえず美術を選びました。中学のとき美術の授業といえば絵をかくことと粘土で何かをつくるのが大半でした。しかしそれが当たり前だと思っていたので、この美術の授業は一年間を通して新鮮でした。従来の美術の授業に比べて積極的に取り組むことができたと思いました。授業とは思えないほど楽しいときもあってよかったです。

 

Y.K
最終課題はさすがに難しかったなあ。やっぱり、自分がいいなあって思ったものが一番いいんだよね。だって、もしかしたらカウンティングが概念芸術っていう作品の一つって言われたから「無罪」って考えてたかもしれないし・・・。ってコレ、誰にも聞かれてない・・・よ・・・ね?今まで一年間ありがとうございました。入学前は、「“写生”とかやるのかなあ・・・・。」と少し高度(!?)になった美術を想像していましたが、この1年の授業もある意味で高度(汗)でした。小中学校とは違い(中学校では少しやりましたが)、考える美術をしたなあ・・・と感じました。どの学校よりも、すばらしい授業ばかりだったと思います。さすが横手高校、いやいや黒木先生様様です。言っていいことかわかりませんが、遊び感覚で受けられました。本当に充実した美術だったと思います。ありがとうございました。

 

Y.Y
一年間お世話になりました。先生の授業はいつも奇想天外で、とても楽しく参加させて頂きました。一年でこんなにいろいろやらせて頂いたのは初めてです。コンデスミルクのように濃厚な体験でした。いつも完成が遅くてすみませんでした。特に今回は判決理由を文章にまとめるということで二倍苦労しました。(国語の先生とツルんでませんか?)時間が足りなくて不本意な出来です。もっといろんな作品を作りたかったのですが、進級できれば私は2年生。芸術の授業はもうありません。すごく心残りです。今思うと、あのときはもっとこうすればよかったとか、あんな手もあったのに!とか後悔ばかりです。だーーーっ!!悔しいったらありゃしない!!・・・・スミマセン、エキサイトしました。と、いうワケで私の創作意欲は衰えません。今後も、夜中に新聞を切り抜いたり、おかしな写真をとったりしていることでしょう。良いのができたらお見せするかもしれません。お楽しみに。ありがとうございました。今回の課題でN先生からはアドバイスや資料をたくさん頂きました。すごく助かりました。黒木先生によろしくと言ってました。大曲吹奏楽団はとてもステキです。また聴きにいきますよー!Y先生にヨロシク。

 

F.K
楽or快芸術は人を選ばず

 

T.S
出来上がってみたらわけのわからない文章になっていた(これもコンセプチュアルアート?)。意味がわからないかもしれないけど、少しでいいのでわかって下さい。今回の課題に関しては、とても難しい問題でした。まず、肯定、否定、どちらに立てばいいのかとても迷った。迷った末、あえて否定にについた。が、とても勉強になった。肯定もわかったし否定もわかった。芸術についてこんなに深入りしたのははじめてだ。自分で考えて今回一番勉強になったのが、レポートの一番おわりの部分だ。あれはよく考えたら感想だった。(感想としてみて下さい)本当に金持ちだけのものになってしまうおそれがある。大変だ。とても考えることができた。よかった。ということでこれから一生つき合っていく芸術をもっと身近に、大切に考えることができた。そしてこれからも身近に大切にしていきたいと思います。

 

Y.N
1年間どうもありがとうございました。どんな数学などの授業よりも頭を使ったかもしれません。先生の持論、感動しました。世界でたった一つの授業・・・・。いい響きです。この文章からすると僕が1学期のテストでかいた「太陽も芸術作品」というのもまんざら嘘ではないはず。

 

Y.S
今回の課題についての感想・このレポートで自分の中の「写実的=すばらしい」という今までの単純な思想を変えることができた。・もっと多くのボロフスキーの作品に触れてみたかった。・内容をもっと濃いものにしたかったが、資料・時間だ不足していた(反省点)・レポートの書き方、資料の調べ方がわかってよかった。(大学ではこれが日常になるかと思うとおそろしい)・現代アートに興味をもったので、いろいろ調べてみたい。(資料を調子にのってつけすぎました)一年間の美術の感想美術はどの課題も新鮮ですばらしい授業でした。美術を通して自分の表現力、アイディアのなさ、作業のおそさに気づくことができました。なのでディベートの授業は大変耳がいたい思いをしました。今まで美術を楽しみに学校へきていた私にとってこれからは重い足どりの毎日になりそうですが、この授業で学んだことを生かしてがんばっていこうと思います。一年間ありがとうございました。

 

T.S
まずこの課題の感想はずっと書いているうちにわけわかんなくなった。一言ですむものを長く書きすぎておかしくなったような気がする。この一年美術をやって、もちろん普通の授業したかった。普通の授業の中に変わったことをするからおもしろくやっていける。でもいろんなことやっておもしろかった。

 

H.S
とてもオモシロイ授業をうけさせていただきました。小学校の頃はあまり図工が好きではなく、特に「町の風景をかく」とか「友達の顔をかく」とかというのが苦手でしたが、中学に入ってからは(写実的な)絵をかく授業が一気にへりました。個人的には「ラッキー」という感じで、中学校ではけっこうかわった授業を楽しんでいました。高校に入ってからもユーモラスな授業がもりだくさんでしたが、私が1番すきなのは絵画鑑賞の授業で、絵の見方も、中学の頃とだいぶかわりました。それからは写実的な絵画にも興味をもち、美術室の画集をみているときに「この部分どうなっているんだろう・・・」と思い、じーっと目を近づけてみると印刷の赤黄青の点々がみえてしまうので、初めてほんものの絵を見たいと思うことができました。美術史も、もっとじっくり勉強したいと思ったけれど、運悪くうちはびんぼうで、私には才能もないから美大には入れないので、もうこれで美術の授業はおわり。さみしいです。でもうちでインターネットができるので、これからもちょくちょく美術の授業をのぞいてみます。1年間、どうもありがとうございました。

 

N.I
1年間を通して、芸術は他の授業と比べると非常に肩のこらない授業だった。個人的には1人で黙々とやるデスクワークはこの世の嫌いなもののベスト10に入るくらいだ。やっぱり人間体を動かして、人と接しないとダメだ。授業で印象に残っているのはCM作りだ。普段何気なく見ているCMも、裏での苦労を考えるとしみじみしてくる。2、3年で芸術が無いのはとても残念だ。これで人生最後の授業になるかもしれないが、楽しく有終の美を飾れたと思う。そしてこのレポートは、この1年の美術の集大成なので、持てる力を全てふりしぼったつもりだ。

 

M.T
先生の授業で「これやったことある」というのは1つもありませんでした。そのことに一つ驚いています。授業で使ったプリントに「美は余裕が求める徒花か」とありました。それについて身近かにいる人々と少し話し合ってみました。私達が出した結論は「その人、その人の考え方による」でした。どんなに余裕がない人でも、豊かな感受性があればその人の人生は美と共にあるはずです。反対に余裕があっても、美を感じる心が無ければ何も求められないと思います。美は余裕が求めるものではなく、心が求めるものだと思います。1年間ありがとうございました。